ALASUKA

 星野道夫が愛したアラスカ。オーロラが見たくてクラブツーリズムのツアーに参加する。直行便なら8時間で行ける所を、シアトルまで9時間、アンカレッジまで4時間、フェアバンクスまで1時間、乗り継ぎ時間を含めて19時間の長旅だった。

BETTLE

フェアバンクスからセスナ機で1時間、北極圏の内側にありオーロラベルト直下の村は、オーロラ観賞の地として人気がある。期待のオーロラは、レンズを通してやっとその光を捉えることだできたが、肉眼では白っぽい雲が広がっていただけ。魅惑のオーロラ鑑賞には程遠かった。翌日は、先住民が暮らしていたオールドべテルスを訪れ、ユユコック川のボートツアーに参加。翌日は、「北極圏の扉公園」を上空から見る遊覧飛行へ。ブルックス山脈が連なる広大な原野に感動する。
 BettlesRodge前で    
 ユユコック川ボートツアー

Denali National Park /  Kantishna

 アラスカ鉄道でフェアバンクから4時間、デナリ国立公園へ。途中アラスカの原野を眺めながら食堂車で朝食を取る
.デナリ国立公園入り口からはロッジバスで6時間。荷物は15キロまでの制限があるので、スーツケースは駅に預ける。
『来るなら秋がいいよ」と言われたアラスカ。広大な原野は真っ赤に染まっていた。カリブーやグリズリーベア・ムース等が
食んでいるのはびっしりとした実をつけたブルーベリー。
Denali Backcountry Logdgeに2泊。マッキンリー遊覧飛行も組み込まれていたが、雨のため中止。ロッジ主催のハイキングに小雨まじりの中参加する。ワンダーレイクの向こうにマッキンリー(デナリ)が望めるはずだったが、曇り空に霞んでいた。間近に見るブルーベリーに感激!帰りのバスの中から、やっと朝焼けのマッキンリーを拝むことができた。
  原野を走るアラスカ鉄道 公園内の1本の道。走れるのは認められたバスのみ  
 アイルソンビジターセンターからの眺望   草を食むカリブー  ブルーベリー
  グリズリーベアー    
     
  ロッジの前は砂金た採れる川   ロッジの壁面に飾られたデナリと7カリブー   ワンダーレイク
     
 MOOSE CREEkをハイキング    
     
 早朝のワンダーレイク   朝焼けのマッキンリー   リフレクションポイントの朝焼け

Talkeetna

20世紀初頭は,金鉱山の中心として栄えたTalkeetna。古き趣が今も残っている。現在はマッキンリー等の山々に向かう人たちの拠点となっている。原野に向かうアラスカの足はセスナ。AirTaxiの看板が目を引いた。
ここでも生憎の天気。宿泊したTalkeetna Alasukan Lodgeから一瞬マッキンリーの山脈が顔をだしたが、ほとんど厚い霧の中だった。翌日トレイルヘッドからリトルコーククリークへハイキング。ガイドの家族はムースハンターとか。ムースを呼ぶホーンを吹いてくれたり、燃えやすい白樺の皮に、木を擦っておこした種火で火をつけるところを実演してれたり、ブルーべりーが倒れている箇所を指して、今朝ここでムースが寝ていたと教えてくれた。

Matanusuka

 マタヌスカ氷河はチュガッチ山脈から流れ出る43kmの氷河。途中Long Lifle Lodgeレストランで昼食をとる。 エプロンを着けた微笑ましいくまさんがお出迎え。レストランには現物に見まがう剥製の数々が飾られていた。
氷河入り口の受付でクランポン(アイゼン)を着け、ガイドの案内で1時間半のハイキング。生憎の曇り空ながら、時折雲の切れ間から薄日が射し青く光る氷河が神々しかった。
 

 
Prince William Saund / Glaciier Cruce  
アンカレッジに宿泊し、ウイッティアへバスで2時間。プリンスウイリアムズ湾の氷河クルーズ(約5時間)に参加する。
霧の晴れ間から大迫力の氷河が顔を出し、崩落を目のあたりにして感動する。白頭鷲の姿もとらえることができた。
氷河クルーズを案内してくれた日本人ガイドは、アラスカ在住25年。結婚当初の鹿児島生まれの妻は、日の射さないアラスカ の冬に耐えかねて日本に逃げ帰っていたが、子どもが生まれて友人もでき、ウインタースポーツの楽しみを覚えてからは冬を 越せるようになったとか。息子はアメリカの大学を出て市民権をとり、自分たちは永住権を取っているとのこと。日本を愛し、日本人であることに誇りをもっていることが、言葉の端々に伺えた。