kazuko's gallery       旅行
 

Bolivia ウユニ塩湖旅行 2019/3/2~9 
3/2~3(土・日)成田11:30⇒ダラス8:15 12:49 ⇒マイアミ16:39 22:50⇒サンタクルス6:56 12:35⇒ラパス13:30 飛行時間 成田/ダラス11時間45分 ダラス/マイアミ2時間50分マイアミ/サンタクルス7時間06分 サンタクルス/ラパス1時間 飛行時間だけでも22時間半、待ち時間を含めると40時間に及ぶ長旅だった。
 初めはクラブツーリズムのパタゴニアとセットのツアーを申し込んだが、キャンセル待ちだったこともあり、今回は初めて西遊旅行社を利用してウユニ北岸の旅を選ぶ。コルチャ二側のウユニへは飛行機で入るが、タウア側のウユニはバスでアルティプラーノを眺めながら行けること、ホテルが1軒しかないので静かなこと、トウヌパ山麓にあり写真撮影には最適とのことで、こちらを選ぶことにした。ラパスの側にはチチカカ湖があり、マチュピチュも近いのにどうしてそちらへも行かないのかと息子に言われたが、ウユニが一番行きたかったところなので、3連泊が魅力だった。
 今回行ってみてタウア側を選んだのは正解だった。リャマが放牧されている草原、キヌアが紫・赤・黄色に色ずく畑、黄色の花に埋もれたトウヌパ山、月曜市に賑わうオルロ、コルチャニ側は水が少なく塩の原っぱになっていたが、タウア側は水位が高くトウヌパ山の映り込みがきれいだった。四輪駆動車では行けないインカワシに行けたこともラッキーだった。
 アメリカン航空は、日本を発ったときは日本食に近い機内食がでて、生のフルーツも美味しく、快適だったが、アメリカに入ってからは待ち時間に食べたサンドイッチが最悪で辟易した。ラパスに着いた時の幕の内弁当は日本のお米の俵にぎりに卵焼き塩じゃけ、きんぴら、漬物等が入っていて、高山だから控えめに食べてくださいと言われたが、美味しく頂けた。
 ボリビアの事実上の首都ラパス(憲法上の首都スクレ)は、アンデス山脈に囲まれたすり鉢状の街で、世界一長いと言われるロープウエーからの眺めは特異だった。乗り継ぎ地点が何度かあったのに、写真タイムがなくて残念! ホテルCAMINO REAL で旅装を解いて、街の見学がてら近くのスーパーへお土産を買いに行く。放し飼いの犬が平気で道路を横断しているのにびっくり、ウユニの町でも犬はほとんどが放し飼いで、人懐つこかった。少しの坂道でも息があがってさすが3,300mの高さを実感する。
 夕食タイムのとき、参加者13名が自己紹介。東京参加は3名、後は仙台から参加のご夫婦、明石から参加のご夫婦、ご姉妹で参加の方の他は一人参加.名古屋、岐阜、広島、木津川、豊崎と各地から集まった旅慣れた方達だった。夕食はリャマの肉かエビか鶏肉を選ぶように言われて、せっかくだからリャマを選んだ。思ったより柔らかく癖がなかったが、高山病が始まったようで少ししか食べられなかった。長旅だったので、シャワーを浴びて、下着を洗濯する。サンタクルスに降り立ったときは、初夏の暖かさでハイビスカスも咲いていた。旅行中はほとんど晴れていて、暖かかったので冬物中心に用意し合着を少ししかもってこなかったので,着た切り雀で過ごしてしまった。
Santa Cruz  
   
 La Paz   
   
   
   
3/4 6時起床。朝食を食べて7:30 出発。 専用バスで550キロ移動。オンボロバスを想像していたが、まずまずの乗り心地で11時間の移動が苦にならなかった。ラパスの
空港付近を通り、高原に出る途中にボリビア第2の高山イリマニ(6,438m)を見晴るかす街並みが見渡せた。途中銀鉱山で栄えたオルロの町を通る。南米3大祭りの一つ
オルロのカーニバルがあるので、街を避けて通るとのことだったが、街中をゆっくり通ってくれたので、月曜市で賑わう様が体感できた。
荒涼としたアルティプラーノ(標高の高い平坦な高原地帯)には、キヌア畑が連なり、牛、羊やリャマの姿が見られた。長いバス旅の後日没後に塩のホテルに到着。客室は
全部で15室、私たちの他に2名の方が泊まっているとのこと、滞在中とても静かに過ごすことができた。さすがに高山病の気が現れ、食欲がなかったが、スープの身に細
うどんのようなものが入っていて、食べやすかったので、美味しく頂けた。9時15分に星空観察に出発。思ったより水が多く短靴を持参したが、水が入ってきて靴下が濡れて
しまった。満天の星で南十字星がきれいに見えたが、水に映る星空は撮れなくて残念だった。
イリマニ山 6,438m   
   
   
   
オルロ   
   
   
 
クレーターとキヌア畑  トゥヌパ山 5,432m
   
   
塩のホテル  TAYKA DEL SAL  
   
   
  
3/5 4時モーニングコール、4:30出発。満天の星空が徐々に明るくなり、朝靄のように白くたなびく雲がレンズを通して赤く染まり出し、赤くたなびく雲が幻想的だった。
 朝食をとって9時出発。タウアの町はオルロのカーニバルの一連の祭りで、賑やかな太鼓の音や着飾った人たちで賑やかだった。コケサ洞窟は水が多くては入れないとのこと。チキニ洞窟へ行く、小さな女の子と犬が遊んでいて、母親らしき人が発電機をまわし洞窟の電気を灯ししてくれた。5人くらいしか入れない小さな洞窟で、石灰岩が火山の噴火の熱で溶けて海藻や葉などと合わさって固まったとのこと、蝙蝠の羽のようにぶら下がっていた岩が突然崩れ落ちてきて、びっくりする。
途中、ワハラという切り立った岩山の麓に黄色や紫の花々が咲いている場所で写真を撮って、ホテルに戻り昼食。
 午後はシャンタニ村にあるサントス博物館に行く。個人が収集したもので、素朴な生活用品が並べられ、高原に住む人々の生活が偲ばれた。
 再度ウユニへ行く。みんなで様々なポーズで写真を取り合い、どうゆうわけかいつも3号車を引き当て、仲良くなった運転手のセサールさんとも写真をとる。夕日に赤く
染まったトゥヌパ山が美しかった。湖の中にテーブルが出され、ワインやソフトドリンク、おつまみが振舞われた。ガイドのロジャーさんが竹笛でフォルクローレを奏でて下さり、異境の夕暮れの感傷に浸ることができた。
 夕食は、食欲がなかったので持参したおかゆと梅干を頂く。今日の星空観察は天気が悪く中止となる。久しぶりにシャワーを浴びるが、温度調節が難しく水を浴びている状態で風邪を引くかと心配した。おまけにシャワーが止まらなくなり、あわてて下着を着てダウンを羽織り、フロントのスタッフに助けを求めた。何のことはなくすぐ止まったのでひと安心。同行の方に頂いた高山病予防の薬と睡眠薬を飲んで、ぐっすり眠った。
朝焼けのウユニ
   埋葬されたミイラ
   
 サントス博物館  
   
   
   
   
   
夕暮れのウユニ   
6/3 今日は朝の撮影はパスしたが、大型バスで前日より奥まで行ったので、星空が水面に映って良かったとのこと残念! 8時に朝食。9:30出発。専用バスでインカ
ワシへ。片道50Km、雨量が少ないと4WDでも入れるが、今年は雨量が多く4WDでは乗り入れ禁止とのこと。私たちは現地のローカルバスを借り切って行けたので、観光
客は我々だけ、すばらしい景色を独占できた。
 インカワシはウユニ塩湖の中心に位置し、インカ時代塩の貿易の中継地点として栄えたそうだ。岩に見えるのはサンゴの化石で、かってはここが海底だったそうだが、
3,600mの高地がと驚かされる。ゴロゴロとした急な岩山にサボテンが16,000本も林立し、白い塩浜の向こうにトゥヌパ山が浮かぶように見遥かせ絶景だった。高度が
高いので息があがり、頂上を目前に降りてしまったので、360度の絶景が見られなかったのは残念だった。
 塩浜にテーブルと椅子がセッティングされ、ピクニックランチ。運転がお休みの4WDの運転手さんたちが用意してくださったランチは茶色い壺に入ったお肉、野菜や
果物、ワイン、ソフトドリンクもある豪華な品々だった。昨夜しっかり眠れたので、少し食欲がでて、野菜料理を食べることができた。さつまいもの細長く小ぶりなものを食
べたら、甘くてとても美味しかった。
 ここは水位が低く風もなかったので、鏡張りが美しく参加者13名でいろんなポーズをとって写真を撮っていただく。リンゴを糸で吊るしたものを作って下さった方がいて、
皆でトリックアートも楽しんだ。
 ホテルに戻る途中バスを止めて夕日が沈むのを鑑賞する。今日は場所が違うので、また違った夕焼けを鑑賞することができた。
   
   
サボテンで出来た扉   
   
   
   
   
   
   
 ウユニの夕日  
 7/3 4:30 最後の朝日鑑賞に出発。この日も貸し切りのローカルバスで前日より少し奥まで行く。今日は地平線に朝日が上がり、皆で喜びの表現をする。朝食後
スーツケースを持って9:30出発。国内線は20kg までとのこと、重たいものを手荷物にする。プレアブランカまで大型バス、そこから四輪駆動車でコルチャニへ。塩の
原が広がりトリック写真には最適で、怪獣のおもちゃを使って撮影。デジカメより携帯の方が遠近感が出ないので、良いそうで同行のTさんの写真がすてきだったので、
使わせていただく。最後のピクニックランチを食べ、靴を履き替えて塩工場を見学して、お土産を買う。コルチャニはタウアより賑やかで、万国旗がはためき各国から観
光客が来ていた。
ウユニの空港で荷物を預け、レストランで夕食。空港に戻ると飛行機が40分遅れとのこと、乗り継ぎ時間が40分しかないので、どうするかと思っていたら、ラパス発が
我々を待ってくれるとのこと、小さな飛行機はほとんど満席。こんなことは日常的にあるのかも知れない。何とかサンタクルスへ到着することができ、久しぶりにシャワー
を浴びて仮眠をとる。
ウユニ20:40⇒21:40 ラパス22:15⇒ 23:40サンタクルス ホテルCORTEZ
 ウユニの朝  
   
   
   
 コルチャニ  
トリックアート 同行Tさん撮影
   
製塩所 &お土産屋  
   
   
UYUNI  
   
 8/3 9:37サンタクルス⇒ 15:40マイアミ 21:35⇒ ダラス23:54 マイアミで荷物をとり、やっとスーツケースに重いものを入れることができた。アメリカの空港の
カートは使用料に500$も取られるので、びっくりする。車椅子を利用している方が多く見かけられたが、体が不自由には見えなかったし、押す方にお金を払っていたので、
健康な方も利用するのではと思われた。ダラスでもホテル(Marriott DFW Airport)に泊まったので、帰りは行きより楽だったが、乗り継ぎが多く、その都度荷物を受け
取らなければならなくて、大変な旅だった。 不便な旅であっても、気持ちの良い方たちとご一緒できて、充実した9日間だった。

 12:20ダラス⇒成田 16:55 所要量時間13時間26分 

  Topに戻る