北欧3国紀行 2014/1/25~2/1
1/25(土)~26(日) Harstad SASのチャーター便でエヴェネスへ、トーンハシュタホテルに2泊してロフォーテン諸島をドライブ。ノルウエーの美しい海岸線を満喫する。 ハシュタは世界一美しい船旅と言われているフッテンルーテンの寄港地。北欧の冬は日照時間が短く、太陽が低いせいか朝焼けの時間が長く、すぐに長い夕焼けの時間がやってきた。 ハシュタの美しい海に映えるオーロラが目的だったが、生憎遭遇叶わず残念! ホテルは浴室に床暖房が効いて暖かく、洗濯物もあっという間に乾いて快適だった。ホテルのベットルームは、いつもは暑すぎて寝られないのだが、ここは適温で、ぐっすり眠ることができた。 食事は、たら、サーモン、にしん等の魚料理が美味しく、何よりパンが絶品! ノルウエーは石油を産出しており、一人当たりのGDPは、53,450ドルと日本より高い。人口密度は16人/K㎡と少なく、ほとんど人影を見なかった。移民が11.4%と高く、人種偏見が少ないようで、ベトナムや朝鮮戦争の孤児が兄弟として育てられていることも多いようだ。 |
ハシュタ港の朝 | ハシュタの街並み 路面は凍っている | ハシュタホテルのレストラン(パンがとびきり美味しかった) |
スヴオルバール | ||
タラを干す木組みとロルブーの集落 | 不凍港ナルヴィック ヨーロッツパ最北の駅もある |
1/27(月)~29 Kiruna ナルヴィックから欧州最北端の鉄道ノーランストーグでキルナへ、途中フィヨルドの絶景に、アビスコ国立公園の見渡す限りの樹氷・ 白銀の平野・凍った湖を車窓から眺め、夕日にピンク色に染まった美しい景色を満喫した。スーツケースは、バスでホテルまで運ばれる予定だったが、雪のため運行不能となり、重い荷物をタラップから運び上げるはめになった。リュックひとつの身軽な一人旅女性が、私の重いスーツケースを運び上げてくださり、感謝感激! キルナは、スエーデンの最北に位置する市。ラップランド地方に属しており、昔からサーメ人がトナカイを放牧しながら生活していたエリア。 国営企業LKABのキルナ鉱山は、良質なスエーデン鋼を産出している。 スウエーデン在住の容子にとっていただいたサーメ文化体験ツアーでは、トナカイの橇に乗り、キルナ郊外の原野を走ることができた。 |
アビスコ国立公園トウーネ湖 | キルナ市庁舎。エントランスは吹き抜けの広いホール | 市庁舎。談話スペース |
市庁舎。シックな織物の掛かった回廊 | 市庁舎前の広場 | すてきな室内が見えるお宅 |
キルナ教会 | 朝焼けに染まるキルナ教会 | 教会のパイプオルガン |
サーメ人のトナカイ牧場 | 橇をつけて出発 | テントの中で焚火で炒めたトナカイ肉を食す |
jukkasjarvi 世界一のアイスホテルがある。スイートルームは世界各国のアーティストによってデザインされた氷の彫刻が施され、室温-5℃の中、氷のベットにトナカイの皮を敷き、寝袋に入って眠るとか。教会やアイスバー回廊にはすばらしい氷の彫刻があり、夢のような世界だ。 Aurora Sky Station (abisuko) 旅の一番の目的、オーロラ撮影。-30℃のヌオーリア山頂で3時間粘ったが、想像していたようなオーロラにはめぐり合えなかった。凍る夜空の満天の星に満足して山を降りる。 |
1/30(木)kopenhagen 早朝にキルナを発ってストックホルムへ、国際線に乗り換えて10時20分にコペンハーゲンに到着。空港のコンコースはコンクリートではなく木製で足に優しかった。旅行中初めてどんよりした曇り空となる。北極圏からずいぶん南下したのに、震える寒さ。年明けから一度も晴れた日がないとか。一日目は運河をボートで観光する予定が、凍りついた川にボートが欠航。方向音痴で反対方向に歩いてしまって、あっという間に夕暮れとなる。昨夜はほとんど眠っていなかったので、早々とホテルに引き上げるが、暖かい飲み物が欲しくても、便利な自動販売機が見当たらずホテルを出てコンビニへ買いに行く。ノルウエーやスエーデンのホテルで飛び切り美味しかった水が懐かしい。室温も低く、シャーワーでの入浴に震えてしまった。 翌日は、観念して効率よくタクシーで観光。途中で雪になり、雪の中を行進する衛兵たちは。おもちゃの兵隊のよう。波がそのままの形で凍った人魚姫も凍えて寒そうだった。「今度は春にきてくださいね」と運転手さん。カラフルでシックな街並みは、帰国した街との落差に愕然とする。 |