根尾谷の薄墨桜を撮る

 薄墨桜が満開との情報がネットに上がってきたので、ツアーを探すとクラブツーリズム名古屋発のツアーが見つかる。あれこれ思案しているうちに、消えてしまったので満席になったと諦めていたら、翌日曜発のツアーが追加募集されていたので、混んでいるだろうと思ったが申し込む。空いている時間に朝日やライトアップの桜が撮りたいと、近くの宿を探すと宇野千代さんが常宿としていた住吉屋が空いていたので、素泊まりで申し込む。名古屋からだと大垣まで30分、それから樽見鉄道で1時間かかるので、ツアールートの途中で降ろしてもらえないか尋ねると、だめとのこと。ライトアップを撮るには3脚も持って行かねばならず、いろいろ悩んだ末、今回はあきらめることにする。
 名古屋の集合時間は7時40分なので、新幹線の時刻表を調べると7時30分までに名古屋に着くのは品川発しかなかったので、東京発ではなくこれを予約する。品川に着いて新幹線のホームに行かねばならないのに、いつもの癖で京急羽田線のホームに入ってしまう。時刻表を見ていたら5時40分発となっていて、6時発の電車に間に合うかしらと暫し、頭が混乱する。やっと飛行機に乗るのではなく新幹線に乗るのだと気が付き、あわてて駅員さんにホームから出る切符をもらって、新幹線のホームへ・・ほんとうにドジな私。
 新幹線は混んでなく、2人掛けを1人で使えたし、晴れていたので車窓から満開の桜、富士山、浜名湖を見ながら暫し新幹線の旅を楽しむ。名古屋駅は
出口に近い車両を選んだので、そのままエスカのツアー受付場所に行くことができた。乗客は26名若い女性が多かった。座席は前から5列目、一人旅の人は座席が1席利用できたので、これもゆっくりすることができた。
 板取通称モネの池⇒根尾薄墨公園 ⇒谷汲山華厳寺 ⇒ 霞間が渓 を回るツアーで、薄墨公園への道が大渋滞、抜けるのに1時間以上かかり、昼ごはんが2時過ぎとなってしまった。名古屋帰着が17時40分頃とのことで、18時20分の新幹線を予約していたので、ガイドさんに何時ごろ着きそうかと尋ねると、19時頃になりそうとのことなので、乗車時間を変更する。スマートEXはパスモに入力することが出来て、変更も自由なので便利だ。携帯の電源が切れてしまったので、変更できるかとひやひやしたので、これからは携帯の充電器を持ち歩かなくてはと反省する。

 淡墨桜は日本三大桜の一つで、宇野千代さんが愛したことで有名である。樹齢1500年のエドヒガンザクラで、咲き始めはピンク、満開は白、咲き終わりは薄墨色になるとのこと、一度は見てみたいと思っていた。支柱に支えられていたが、さすが1500年の年輪を重ねた幹は、どっしりと見ごたえがあった。花弁は小さく、若葉が燃え出した色を映してか薄緑いろに見えて優雅だった。隣の桜は小桜か?こちらの桜もすてきな姿をしていたが、感じたままの姿が写真に写せなかったのは残念。撮影ツアーでなかったので、時間がもっと欲しかったし、ライトアップや朝日の時間の桜もじっくりと撮りたいものだ。


 

 通称モネの池 関市板取にある名もなき池、湧水に鯉が泳ぎスイレンの咲く季節は美しいとのこと、

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