利尻富士の夕景を撮る

 サロベツ原野へ行くなら利尻富士の夕景を撮りたくて、サイトで探したらパンケ沼からの夕日がきれいと書かれていた。地図を調べたら豊富町から20分ほどで行けるようなので豊富町のタクシー会社に電話をする。6月で廃業するとのことで幌延町のタクシー会社を紹介されたので、天塩タクシーに電話をする。ツアー会社に電話を入れ食事時間を遅くできるか聞いていただく、夜8時までに入ってもらえると別な席で準備できるとのこと。日の入りが19時なので19時半まで撮って帰ることができるだろうと考え、お天気が悪ければキャンセルすることを条件に、18時から20時まで予約した。
 お天気が心配だったが前日確認したら快晴とのこと、タクシー会社へ確認の電話を入れる。宿へは18時前に着いたので、荷物を部屋に入れて待っていると時間通りにタクシーが来てくださる。豊富町は酪農の町のようで、牧草地が広がっていた。東京に帰ったらスーパーの牛乳が豊富町のものや、根釧地区のものがあり、身近なものに思えてうれしかった。パンケ沼の撮影場所は一か所だけと運転手さんが沼のほとりまで連れて行ってくださった。人っ子一人いない静かな沼で、旅情を噛みしめながら、利尻富士の夕日が沈み残照が残るまで、余韻に浸った。

 6/22 旭岳温泉からサロベツ原野へ移動の途中、急にお腹が痛くなり昼食に寄ったお蕎麦屋さんで、トイレに駆け込む。コロナのワクチン接種直後のハードな旅行で体力が落ちていたせいだろう。お腹のものを出した後は痛みもなく、ツアーに付いて行けたしパンケ沼へも行けたので一安心。夕食は遅い食事をとっていた方がおられたので気兼ねなく食べることができた。お昼ぬきでお腹が空いていたので、火の通ったものを選んで食べたが、その後は何度もトイレに行かねばならなくなり、その日はほとんど寝られなかった。栄養補給ゼリーを旭岳バードウォッチングガイドさんに頂いたていたのを飲んで栄養を補給する。残りの分も分けていただき、ツアー中はそれで体力を維持出来てありがたかった。最後の日は4時スタートの探鳥ツアーで朝の利尻富士がきれいだったようだが、私は時間を間違えて参加できなかった。日本海越しに見えた利尻島は礼文、天売島まで見えていたが、移動中でカメラには収められなかった。下サロベツ原野園からの利尻島は雲が沸いて礼文島は隠れてしまっていた。今日の収穫は兜沼公園でアカゲラを撮れたこと。

 12時稚内空港で解散。午後1時半フライトの予定だったが、鳥が衝突したとのことで整備に手間取り1時間半遅れの出発となった。何とか無事家に帰ることができたが、翌日医者に行ったら食中毒とのことで結局3日間の絶食。2日点滴を受ける大事になってしまった。他の方たちは何ともなかったので、私の体調が悪かったせいだろう。近頃は年齢を感じることが多くなり無理はきかなくなったことを実感する。

パンヶ沼園地の夕暮れ
パンヶ沼に沈む夕日
沈む太陽
鷺が一羽
残照
雲を抱く利尻富士
下サロベツ原野園
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      エゾカンゾウカキツバタ
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トキソウ
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デイジーヤマグワノハナショウブ

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